2020-02-26 第201回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
冷戦は、もう御承知のとおり、かつて自由陣営と社会主義陣営というのがあって、この二つの陣営の間、特に米ソの間では熱核戦争の可能性がございました。だけれども、現在の米中対立では、私は熱核戦争の可能性というのは極めて小さいと。
冷戦は、もう御承知のとおり、かつて自由陣営と社会主義陣営というのがあって、この二つの陣営の間、特に米ソの間では熱核戦争の可能性がございました。だけれども、現在の米中対立では、私は熱核戦争の可能性というのは極めて小さいと。
もちろん、新興国の中には国家統制的な経済を行っているところがありますけれども、やはりそういうものと自由陣営の国々がこれから競争していく上で、ルールをしっかりとつくっていかなければならない。また、戦略的な意義というものも地政学的に非常に重要である。
そして、判決の翌日には、アメリカ大使がアメリカの国務長官宛てに、全員一致の最高裁判決が出たことは田中裁判長の手腕と政治力に負うことがすこぶる大きい、この裁判における裁判長の功績は、日本を世界の自由陣営に組み込むことによって、金字塔を打ち立てるものだ、こう賛美する電報を打っている。
そして、これを受けて、資料の四枚目に、マッカーサー氏からやはり国務長官宛ての電報もありますが、全員一致の最高裁判決が出たことは、田中裁判長の手腕と政治力に負うことがすこぶる大きい、この裁判における裁判長の功績は、日本国憲法の発展のみならず、日本を世界の自由陣営に組み込むことによっても金字塔を打ち立てるものであると、こう言って天まで持ち上げたわけですね。
この裁判における裁判長の功績は、日本国憲法の発展のみならず、日本国を世界の自由陣営に組み込むことにとっても金字塔を打ち立てるものであると。
私は自由主義者だから自由陣営選んだんですよと。そして、憲法があるから、それをどう対処するかということで安保条約を結んだ、私の責任で。御承知のとおりあの安保条約は最初のときには同行された方はだれも署名していないんですね、吉田茂さん一人署名している。責任を持ってやりましたと、こういうことを言われました。 考えてみると非常な決断だったと思います。
冷戦構造の名残の考え方だと思うんですが、つい私ども、東西対立、冷戦構造というものが世界の主流だった時代が長かったので、お互いについそういう考えになってしまうんですが、今やイデオロギーの対立の時代ではないということからすれば、韓国は同じ自由陣営だから味方であって北朝鮮は社会主義陣営だから敵だという、そういう考え方がどうしても残っている。それで南北を別々に見るということがいまだにあるんじゃないか。
しかし、現実にはどっちかを選ぶしかない、私は自由主義者だから自由陣営を選んだんだよと、こう言われたんです。ということは、今冷戦構造が崩壊をして、自由陣営か社会主義陣営かというイデオロギー対立の世界ではなくなった現在、根本的にこの吉田さんの当時の選択は崩れたんじゃないかと思います。自由陣営を選択するか社会主義陣営を選択するかということでは今はないはずです。
そこで言うているのを見ますと、極東の地域というのは、六〇年当時ですよ、自由陣営に属する領域であると、はっきりそう言うています。そして、したがって、共産圏に属する地域は入らない。
それから北朝鮮、これはいわゆる自由陣営じゃないから、だからはっきりとそれは極東の範囲に入りませんと、総理大臣がそう言うているでしょう。 その統一見解に従ってと言うて、まるっきり違うことをやっている。中国は一つだと言いながら、実際はそういうことでない方向へ行く。なぜこういうことになるか。米台条約があった。今はアメリカは台湾関係法というのを台湾との関係で持っています。
第二次世界大戦後の世界を見ても、当初八〇年代まではいわゆる東西対立、冷戦構造という形で、アメリカを中心とする自由陣営とソ連を中心とする社会主義陣営、そしてその頂点にあるアメリカとソ連が核を持っている、こういう構造であったわけです。当時でもネール首相のインドは非同盟諸国会議を結成するという、インドはその中心になってきたわけであります。
○田英夫君 私が言いたいのは、ヨーロッパで社会民主主義政党が今大いに活躍をしている、これは二十一世紀に向かって政治が新しい構造になりつつあるということで、私どもは反省を込めて考えていることなのでありますが、今までの東西対立、冷戦構造という時代は、まさに資本主義か社会主義か、二つのイデオロギーの優劣を争う、アメリカ中心の自由陣営とソ連中心の社会主義陣営というものが軍事面も含めて政治、経済すべての面で対立
○田英夫君 そういうお答えがあるだろうと当然予想していたわけでありますが、今私が申し上げたのは、あえてソ連と東ドイツという例を申し上げたわけですが、第二次世界大戦後の状況をずっと見てくると、いわゆる東西対立、冷戦構造、アメリカを中心とする自由陣営とソ連を中心とする社会主義陣営が相対立して、軍事的にも核兵器を背景にして鋭い対立をしていた、そういう世界の構造のときは、まさに今、総理が言われたことを私も肯定
なぜ非同盟諸国会議なのかということまで突っ込んで話す時間がなかったんですが、当時の常識でいえば、当然、韓国がいわゆるアメリカを中心とする自由陣営に入り、北朝鮮はソ連を中心とした社会主義陣営に入るというのが常識でしょうけれども、それをあえてしないで第三勢力である非同盟諸国会議に入ったと。
確かに全面講和ができればそれにこしたことはない、しかしアメリカを中心とする自由陣営とソ連を中心とする社会主義陣営が鋭く対立して、その年まで実は朝鮮戦争が火を噴いていた、そういう状況の中で全部と講和を結ぶということはあり得ないじゃないか、私は自由主義者だから自由陣営に身を投じたらいいと思ったんだ、こういう大変率直なお話があったことを記憶しております。それから日米安保条約が始まった。
それは、決してその時代でも、我が国を守るだけではなくて、自由陣営全体の存立、そして繁栄のために大きな力があったと思います。
そして、その当時、脅威というか、あるいは潜在的脅威というか、いろいろな議論はあったところでございますけれども、それは、当時のソ連というものが、そういった冷戦構造の中で一方の中心になっておったのだし、いわゆる自由陣営では、そういったものを常に念頭に置きながら考えておったというのはそのとおりでございます。 しかし、そういった一つの構造は完全に壊れ、新しい姿になっております。
かつては、東西冷戦構造の中において我が国を守る、こう考えました場合には、それは先ほどの午前中の御審議でも質問が出ておりましたけれども、やはり念頭にありますのは、自由陣営の中にある日本、そして、その自由陣営のいわばリーダーである米国との間の緊密な連携、同盟関係の上に立って、対峙します東の陣営、具体的にはその中心でございますかつてのソ連、これが潜在的脅威かどうかということでいろいろ話題にもなったことがございますが
社会主義国は残存し、そして自由陣営諸国と必ずしも、南北朝鮮の関係を見ても必ずしも十分に協調の時代に入ったとは言えないと思うんですね。 その証拠として、北朝鮮はああいうような核疑惑を持たせるような行動をとっておりますし、中国におきましても核実験を盛んにやりながら核兵器の改善を進めています。ミサイルをどんどん開発しています。
今、社会党のかつての経験からいろいろな諸条件を、防衛に歯どめをかける諸条件をつくることができて、それを評価してもらいたいとおっしゃいましたが、それは、私が今申し上げたことでもおわかりのように、要するに、米国を初めとする自由陣営が大変な平和のために汗を流しておったということと相まってそれが実現したんだと。
だから、国内で我々がそう考えていたからこのようなことが打ち立てられたんだというふうな考え方に立つのではなくて、その努力もあるけれども、世界各国が汗を流して自由陣営、そして立派なその体制というものを維持するために努力していたんだ、そのことと相まってということを私はつけ加えていただかなければいけない、このように思いますが、総理はどうでしょうか。
○月原委員 この論争というかお考え、総理のお考えもありますが、私が申し上げていることは、自由陣営の他国のいろいろな努力というものも相まって我が国は平和憲法を守ることができ、そういう努力ができたんだという背景というものを認識していなければ、私は、日本の国に対する批判が出てくる、こういうふうに申し上げているわけであります。この質問はこれで終わらせてもらいます。
非常に極端なことを言いますと、アメリカは今までソ連と対抗するために中国と仲よくしなければならなかったし、もっとさかのぼれば中国やソ連に対抗するために戦後の日本を自由陣営の一員として強力に支援してきたということがあったわけです。ところが、中ソと対抗する必要もない、いわんやソ連と対抗しようにもソ連が崩壊してしまった。
それは自由陣営はみんなそう言っているわけですから、日本も有力な自由陣営の一員としてそれに乗りますよと。 北方四島はあるけれども、しかし国際社会の一員としてそれはやはり分相応の、要するにイギリスやフランスやみんなほかでやるというようなことは、彼らはうんと近い同盟国関係にあるのだから、しかしそれに近いぐらいのことは我々はやりますよと。戦時中の同盟国家ですからね、あれは。我々は違うのだから。